【右京区】階段の手すり設置、使える制度は介護保険だけじゃない

自宅の階段に手すりをつけたいと考えたとき、まず気になるのが工事費のことではないでしょうか。「補助金」で検索すると制度がいくつも出てきて、どれが自分に関係するのか分かりにくいと感じる方も多いと思います。

地域情報メディア『きょうと右京ベース』のエリア担当ライター、ゆうやです。普段は右京区の北から南まで動くことが多く、制度や窓口の話を聞かれる場面もよくあります。

この記事では、階段の手すり設置に関わる公的な支援を調べるときに見ておきたい点と、工事を頼む前に確認しておきたい手順、右京区で相談できる施工業者の例をあわせて整理します。

目次

階段の手すりで調べたい支援制度

階段に手すりをつける工事で使える可能性がある公的支援は、実はひとつだけではありません。介護保険の住宅改修費と、京都市が独自に設けている高齢者や障害のある方向けの改修助成は別の制度です。

「手すりの補助金」という名前だけで探すと、こうした制度を見落としてしまうことがあります。まずはどんな種類の支援があるのか、名称よりも目的で分けて見ていく方が分かりやすいです。

介護保険の住宅改修費

要介護や要支援の認定を受けた方が対象になる制度です。

京都市独自の住宅改修助成

介護保険の対象にならない方向けに用意されている制度です。

この二つは対象になる人の条件も、申請の窓口も異なります。名前だけで判断せず、自分がどちらに当てはまりそうかを先に整理しておくと動きやすいです。

介護保険の住宅改修との関係

介護保険の住宅改修費は、要介護や要支援の認定を受けている方が住む住宅で、手すりの設置や段差の解消などの工事を行う場合に支給される制度です。京都市の案内では、費用の7割から9割が支給され、上限額は自己負担割合によって変わるとされています。

ただ、この制度は誰でも使えるわけではありません。認定を受けていない方は対象外になるため、まず自分や家族が要介護・要支援の認定を受けているかどうかがスタート地点になります。

ここで注意したいのが申請の順番です。京都市の案内では、この制度は工事の前に事前申請を行うことが必要とされています。着工後に申請しても対象にならない場合があるため、工事日を決める前に確認しておく必要があります。

対象になる工事の調べ方

手すりを取り付ける工事といっても、位置や取り付け方によって対象になるかどうかの見え方が変わってきます。介護保険の住宅改修費では、手すりの設置以外にも段差の解消や床材の変更なども対象に含まれているようです。

見落としやすいのが、対象工事の範囲を思い込みだけで判断してしまうことです。似たような工事でも、設置場所や工事の内容によって対象外になる場合があるため、担当のケアマネジャーや窓口に事前に見てもらう工程が案内されています。

自分の家のどの階段のどこに手すりをつけたいか、写真を撮って持っていくと話が早いです。わたしも制度周りの取材で資料をそろえるとき、先に写真があると窓口でのやり取りが短く済むと感じたことがあります。

対象条件を見るときに気をつける点

対象条件は制度によって細かく分かれています。介護保険の住宅改修費は要介護・要支援の認定が前提ですが、京都市独自の助成には、認定で非該当となった方向けの制度もあるようです。

年齢や世帯の税の状況が条件に含まれている場合もあり、一律に「高齢者なら誰でも対象」とは言えません。自分の世帯が対象になるかどうかは、個別の状況によって判断が変わる部分になります。

この記事では対象条件の一般的な整理だけを行い、実際に対象になるかどうかの判断は、京都市や区役所の窓口で確認してもらう前提で読んでいただければと思います。

工事前に必要な手続きの流れ

介護保険の住宅改修費を使う場合、工事前の事前申請から始まり、工事完了後の事後申請までいくつかの段階があります。順番を先に知っておくと、当日に焦らなくて済みます。

STEP
ケアマネジャーへ相談する

担当のケアマネジャーに手すり設置の相談をします。

STEP
見積書と写真を用意する

施工業者に見積書を依頼し、設置予定箇所の写真を撮影します。

STEP
事前申請を提出する

申請書類一式を窓口へ提出し、承認を受けます。

STEP
工事完了後に事後申請する

工事完了後の写真と領収証をもって事後申請を行います。

この流れは制度によって細部が異なることがあります。実際の必要書類や順番は、申請前に公式情報で確認しておく必要があります。

右京区で相談できる施工業者の例

制度の見通しがついたら、次に気になるのが実際にどこへ工事を頼むかだと思います。右京区で介護保険住宅改修に対応している業者の一部を、公式サイトの情報をもとにご紹介します。

料金や対応範囲は時期によって変わることがあるため、依頼前には各社の公式サイトや電話で最新の内容を確認しておく方が安心です。

名称特徴料金目安
オーツーTILコンシェルジュ右京区梅津に事務所を構え、階段や玄関の手すり取付事例が豊富手すり1本8千円程度から、介護保険適用で自己負担軽減
正木工務店右京区太秦を拠点に1982年から介護住宅改修を手がける個別見積り、階段手すりの相談実績が多数
竹村商会大正8年創業、右京区を含む京都市全域で介護リフォームに対応個別見積り、介護保険給付金の利用相談可

オーツーTILコンシェルジュは、右京区梅津石灘町に事務所を持ち、京都市内全域で介護保険住宅改修を扱っています。折り返し階段への手すり取付事例が公式サイトで紹介されており、受付時間は8時30分から17時30分まで、日曜と祝日が休みです。福祉住環境コーディネーターが理由書の作成にも対応しているようで、申請書類の準備を含めて相談したい方に向いています。公式サイトはオーツーTILコンシェルジュ 介護保険住宅改修ページです。

正木工務店は右京区太秦にある工務店で、1982年から介護住宅改修に携わり、手すりの取付実績は4万本を超えるそうです。階段に手すりを設置した後、上り下りが楽になったという事例が公式サイトに載っており、長年地域で相談を受けてきた安心感があります。個別の見積りが基本のため、まずは電話やフォームで相談する形になります。公式サイトは正木工務店 公式サイトです。

竹村商会は大正8年創業の老舗で、右京区を含む京都市全域と亀岡市などで介護リフォームに対応しています。トイレや浴室など水まわりの介護リフォームを得意としつつ、介護保険の給付金を使った住宅改修にも対応可能なようです。長く続いている会社だからこそ、細かい相談も含めて任せやすいと感じる方もいるかもしれません。公式サイトは株式会社竹村商会 公式サイトです。

賃貸や集合住宅で気をつけたい点

賃貸住宅や集合住宅の場合、手すりの設置には家主や管理組合の許可が関わってきます。介護保険の住宅改修費でも、住宅の所有者が本人や同居家族でない場合は承諾書が必要になるようです。

ここで一度止まっておきたいのが、共用部分にあたる階段かどうかという点です。マンションの共用階段は個人で工事を進められないことが多く、管理組合への確認が先になります。

賃貸なら大家さんへの相談を先に済ませておくと、後の申請もスムーズに進みやすいです。持ち家かどうかで最初に確認する相手が変わってくると考えておくと分かりやすいと思います。

費用と自己負担額を確認する

介護保険の住宅改修費は、費用の7割から9割が支給され、自己負担は1割から3割になるとされています。支給の上限額も所得によって変わるため、自分の負担割合を先に確認しておく方が見通しが立ちます。

支給方法には償還払いと受領委任払いがあります。償還払いは一度全額を支払ってから戻ってくる方法。受領委任払いは自己負担分だけを払う方法で、まとまった現金が要らない分、選びやすい方も多いようです。

支給額や自己負担の具体的な数字は世帯の状況によって変わるため、この記事の数字を固定情報として当てはめず、窓口で自分の場合を確認しておくことをおすすめします。

施工業者へ依頼する前の確認事項

よくある失敗として、制度を確認する前に工事を進めてしまうケースがあります。工事が先に終わってしまうと、事前申請が必要な制度では対象外になる可能性があります。

施工業者に依頼する前に、まず窓口へ相談して事前申請の対象かどうかを確認する順番が大切です。見積書や写真の準備も業者側で対応してもらえる場合が多いので、早めに相談しておくと段取りが楽になります。

ゆうや

工事日を決める前に、申請の順番だけ先に聞いておくと安心です

業者選びの段階で、介護保険の住宅改修に対応した実績があるかを聞いておくのも一つの方法です。理由書や見取図の作成に慣れている業者だと、申請までの流れがスムーズになりやすいと感じています。

向かないケースと注意しておきたい点

要介護・要支援の認定を受けていない方や、認定の結果が非該当だった方は、介護保険の住宅改修費の対象にはなりません。この場合は自治体独自の助成が使えるかどうかを別に確認する必要があります。

また、認定の申請中に工事を始めてしまい、結果が非該当となった場合は全額自己負担になる可能性もあるようです。認定結果が出るまでは工事を急がない方が、後の負担を避けやすいと感じます。

手すりの設置そのものが必要かどうかは、医療や介護の専門的な判断が関わる部分です。この記事では制度の調べ方だけを扱い、設置の必要性については担当のケアマネジャーや医師に相談する前提で考えていただきたいです。

今日からできる小さな一歩

ここまで制度の種類や申請の順番、相談できる業者を見てきましたが、まずは今日、階段のどこに手すりをつけたいかをスマートフォンで写真に撮っておくところから始めてみてください。

わたし自身、制度の資料をそろえるときは先に写真や候補をメモしておくと、窓口でも業者との相談でも話が早く進むと感じています。工事日を決める前に、区役所やケアマネジャーへ一本電話を入れておくだけでも、当日の焦りがだいぶ減ると思います。

今週末の空いた時間に、写真と気になる制度のメモを持って相談してみてくださいね。それだけで次に何をすればいいかが見えてくるはずです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ウキョウベース」ふーさん

右京区在住のふーさんです。地域情報メディア『ウキョウベース』で、地域で暮らす人に役立つ情報を発信しています

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