利用できる制度がいくつもあって、どれを調べればいいか分からない。対象になるかどうかも、読んでみると条件が複雑で、自分に当てはまるのか判断がつかない。そんな状態で検索している方も多いのかなと思います。
地域情報メディア『きょうと右京ベース』のエリア担当ライター、ゆうやです。制度の話は最初から全部読もうとすると迷子になりやすいので、まず「どんな制度があるか」を大まかに見てから、「自分は対象かどうか」の順番で確認すると動きやすいです。
この記事では、京都市のひとり親世帯向け給付制度の種類と申請の流れをまとめつつ、右京区から実際に使いやすい相談窓口・支援施設を3か所紹介します。
まず確認したい主な給付制度の種類
京都市のひとり親世帯向け制度は、大きく分けると「手当」「医療費助成」「貸付・その他支援」の三つの方向があります。
中心になるのが児童扶養手当です。国の制度で、ひとり親家庭の生活安定と自立促進を目的としています。所得に応じて全部支給・一部支給・支給停止が決まる仕組み。
医療費の面では「ひとり親家庭等医療費支給制度」があり、親と子どもの医療費を助成します。このほか、母子父子寡婦福祉資金貸付や日常生活支援事業なども用意されています。制度内容の変更があるため、申請前に公式ページで最新版を確認することをおすすめします。
児童扶養手当の対象になる条件
見落としやすいのが、「離婚した場合だけが対象」ではないという点です。死別、未婚での出産、配偶者が重度障害の場合なども対象になります。
- 父母が婚姻を解消した子ども
- 父または母が死亡した子ども
- 父または母が重度障害の状態にある子ども
- 父または母から1年以上遺棄されている子ども
- DV保護命令が出ている場合の子ども
- 母が婚姻によらないで出産した子ども
子どもの年齢は、18歳に達した後の最初の3月31日まで。障害がある場合は20歳未満まで対象です。外国籍の方も支給対象になります。詳細条件は京都市公式ページで確認を。
所得制限はどのくらいが目安になるか
迷いやすいのが所得制限の計算です。単純な給与収入だけでは判断できず、控除後の所得額をもとに決まります。
令和8年4月分からの月額は、子ども1人・全部支給で月額48,050円。一部支給の場合は所得に応じて11,340円〜48,040円の範囲で決まります。
扶養親族が0人の場合、全部支給の所得上限は69万円(収入目安142万円)。一部支給は所得208万円未満(収入目安約334万円)。養育費の8割が所得に加算される計算式もあるので、実際の金額は窓口で確認するのが確実です。
右京区から使いやすい相談窓口3か所
「自分の場合はどうなるか」は、制度のページを読むだけでは判断しにくいです。わたしが調べた中で、右京区からの距離感や相談内容の幅を考えて使いやすいと感じた施設を3か所まとめました。
- 右京区役所 子どもはぐくみ室
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右京区太秦下刑部町12(右京区役所2階)。月〜金9:00〜17:00。相談無料。電話:075-861-1437(子育て推進担当)。公式:https://www.city.kyoto.lg.jp/ukyo/
- 京都市ひとり親家庭支援センター「ゆめあす」
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左京区下鴨北野々神町26(北山ふれあいセンター内)。地下鉄北山駅から徒歩5分。月・水〜日10:00〜18:00。相談無料。電話:075-708-7750。公式:https://yumeasu.com/
- 京都府ひとり親家庭自立支援センター南部センター
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南区新町通九条下ル(京都テルサ東館2階 マザーズジョブカフェ内)。月〜土9:00〜17:00。相談無料。電話:075-662-3773。公式:https://hitorioya.kyoto/
右京区からの動きやすさでいうと、区役所は太秦天神川駅を降りてすぐなのでいちばん行きやすいです。「ゆめあす」は電話相談・法律相談・就労支援まで幅広く対応しているので、何から手をつければいいか迷っている方の最初の一歩としても使えます。
ふーさん電話で確認してから行くと当日がずいぶん楽になりますよ
申請に必要な書類を事前に確認する
基本的に必要なのは次の書類ですが、状況によって追加書類が求められることがあります。窓口に行く前に電話で確認しておくと安心です。
- 戸籍謄本(請求者と対象児童)
- 請求者本人名義の預金通帳
- 個人番号確認書類・本人確認書類
マイナンバーカードがあれば個人番号と本人確認を1枚で済ませられます。外国籍の方は必要書類が異なるため、事前に窓口へ確認しておくことをおすすめします。
申請のタイミングで注意したいこと
児童扶養手当は、認定請求をした月の翌月分から支給対象になります。申請が遅れると、その分だけ支給開始も後ろにずれます。
支給は奇数月(1・3・5・7・9・11月)にまとめて振り込まれる仕組み。支給日は通常各月11日です。また、受給後は毎年8月に現況届の提出が必要で、忘れると手当が止まることがあります。
申請の流れを大まかに把握しておく
手続きの全体像を先につかんでおくと、当日に必要なものが分かって動きやすくなります。
京都市公式ページで制度の対象要件を確認します。
右京区役所子どもはぐくみ室に電話し、必要書類と来所日程を確認します。
戸籍謄本・通帳・マイナンバーカード等を持参して認定請求を行います。
現況届を毎年8月に提出します。忘れると支給が止まります。
窓口への来所が平日日中に限られる方も多いかと思います。右京区役所は事前に電話してから行くと、待ち時間や確認漏れが減ります。
よく誤解されやすい点を先に確認する
まず押さえておきたいのは、「児童扶養手当=ひとり親なら全員もらえる」ではないという点です。所得制限があり、前年の所得によっては支給停止になります。
また、受給開始から一定期間が経つと手当が2分の1に減額される仕組みがあります。就業中や求職活動中など対象外事由に当てはまる場合は手続きで継続できますが、この手続きは毎年必要です。
今日、一歩だけ動いてみるとしたら
制度のことは、全部まとめて調べようとすると途中で疲れてしまいがちです。今日だけでいえば、「対象になりそうかどうか」を確認するくらいで十分だと思っています。この記事で紹介した3か所のうち、一番近いところの電話番号だけメモに残しておく。それだけで次の動きがずいぶん楽になります。
窓口に足を運ぶのが気重に感じられる場合も、「ゆめあす」は電話相談から入れるので、行く前に一度話を聞いてもらうだけでも気持ちが落ち着くことがあるんですよね。わたしも制度の相談は「まず電話で状況を話してみる」ほうが段取りが合いやすいと感じています。
この記事が、今日の小さな一歩を踏み出すきっかけになったらうれしいです。施設名と電話番号だけでも手元に残しておくと、気持ちが整ったときにすぐ動けますよ。













